メキシコのプロサッカーリーグ、リーガMXに所属するクラブ・ウニベルシダ（Club Universidad / 通称「プーマス」）とメキシコの自動車・工業用潤滑剤のリーダー企業ラロイは、協力協定を締結しました。調印式はプーマスの練習施設であるインヘニエロ・ギジェルモ・アギラル・アルバレス・ジュニア（「ラ・カンテラ」）で行われ、クラブ・ウニベルシダの会長ルイス・ラウル・ゴンザレス・ペレス氏、ラロイのジェネラル・ディレクターであるホルヘ・ウンベルト・ロヤ・ラミレス氏、そしてプーマスの男子チームからはセサル・ウエルタ選手、女子チームからはマル・モヤ選手が出席しました。
プーマスの会長ルイス・ラウル・ゴンザレス氏は、ラロイの企業価値とその社会貢献に対する姿勢を称賛しました。「ラロイは40年以上の歴史を持ち、創業者であるロヤ家の家族経営のビジョンを反映しています。特に、彼らの企業理念である『他者のために尽くすことで自己の利益を得る』というプラトンの言葉は、我々プーマスの理念とも共鳴します」と述べました。
ラロイは、企業内外での社会的貢献に重点を置いており、その一環として教育機関やリハビリセンターの運営も行っています。これらの活動は、プーマスが大切にするコミュニティの価値観と一致しており、今回の協力は両者のビジョンを共有する良い例と言えるでしょう。
ラロイのジェネラル・ディレクター、ホルヘ・ウンベルト・ロヤ・ラミレス氏もまた、プーマスとの協力に大きな期待を寄せています。「ラロイは、常に高い品質と信頼を提供することで、社会に貢献することを目指しています。プーマスとの提携は、我々の企業理念と一致しており、共に新たな目標に向かって邁進することで、より多くの社会貢献が可能になると信じています」と述べました。
ラロイは、メキシコ国内の自動車メーカーの主要な潤滑剤供給業者であり、国内で販売される合成潤滑剤の52%を製造しています。今回の協力により、ラロイはプーマスのスポンサーとなり、両社の強みを活かして相互の発展を図ることが期待されます。
今回の協力協定は、スポーツマーケティングの観点から見ても大きな意味を持ちます。プーマスはラロイとの提携を通じて、ブランド価値を高めるだけでなく、ファンとの関係をさらに深めることが期待されます。ラロイのような業界リーダーと協力することで、プーマスは地域社会やファンベースへの影響力を強化し、試合やイベントを通じてより多くの支持を獲得することができます。
一方、CSR（企業の社会的責任）およびESG（環境・社会・ガバナンス）マーケティングの視点から見ると、この提携は両社の社会貢献活動をさらに推進するものです。ラロイは、教育支援やリハビリセンター運営など、社会的課題に取り組む企業として高く評価されており、プーマスもまたそのような価値観を共有しています。この協力により、両社は地域社会に対する貢献を強化し、持続可能な発展に向けた取り組みをさらに推進することが可能となります。
今回の協定は、単なるスポンサーシップの枠を超え、共通の価値観とビジョンを基盤とした戦略的パートナーシップの一環として、スポーツ界および企業界における新たなモデルを提示するものです。今後の両社の協力が、社会全体に対するポジティブな影響を与え続けることを期待しています。
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