ドイツのプロバスケットボールリーグ、Basketball Bundesliga（BBL）に所属する、ドイツ・ザクセン州の名門バスケットボールクラブ「ナイナーズ・ケムニッツ（NINERS Chemnitz）」は、新たなスポンサー契約を発表しました。今シーズンから2026年まで、ケムニッツを拠点とするIT企業「axilaris」がNINERSのユニフォーム前面にロゴを掲げることとなり、チームと地域に大きな影響を与えることが期待されています。
NINERSのゼネラルマネージャー、シュテッフェン・ヘアホルト氏は、「この新たなスポンサーシップは、当クラブにとって非常に重要な一歩です。axilarisとのパートナーシップは、過去数年間にわたるクラブの成長を支えてきました。今後もこの協力関係をさらに深め、スポーツ面でも経済面でも、NINERSがさらに進化することを期待しています」と述べています。
axilarisの代表、トーマス・シューマン氏もまた、「NINERSがこれまでに成し遂げてきた成果には感銘を受けています。彼らは、地域社会においてスポーツ面だけでなく、社会的貢献でも重要な役割を果たしています。NINERSは我々にとって完璧なブランドアンバサダーであり、彼らを支援することは我々の企業理念と一致しています。今後もNINERSと共に歩むことを楽しみにしています」と語りました。
スポンサーシップの意義と広がり
axilarisは、2003年にケムニッツ・スパルカッセの子会社として設立され、以来、ドイツ国内の多数の金融機関や中小企業向けにITサービスを提供してきました。150名以上の従業員を擁し、年間売上は2000万ユーロを超える企業として、地域経済においても重要な役割を果たしています。今回のスポンサーシップ強化は、axilarisが地域社会に貢献する姿勢を象徴しており、その結果、企業のブランド価値がさらに高まることが期待されます。
新たな契約により、axilarisのロゴはNINERSのユニフォームに加え、フリースローラインにも掲示され、試合中の視認性が一層高まります。また、axilarisは特別なイベントやプロモーション活動を通じて、ファンや地域社会とのつながりを深める計画です。例えば、「axilaris Gameday」では特別なアクティビティが行われ、ソーシャルメディアを通じて毎月最も注目されたプレイをファンが選ぶ「Move of the Month」を発表するなど、積極的なファンエンゲージメントが期待されています。
さらに、axilarisはNINERS Academyを支援し、年間恒例のジュニアトーナメントの冠スポンサーとなる予定です。これにより、若手選手の育成と地域バスケットボールの普及に寄与することを目指しています。
axilarisとナイナーズ・ケムニッツ（NINERS Chemnitz）のパートナーシップは、地域密着型スポーツマーケティングの成功事例であり、地域社会への貢献を通じて企業のCSR（企業の社会的責任）およびESG（環境・社会・ガバナンス）における取り組みを強化するものです。この協力関係により、両者は互いのブランド価値を高めると同時に、ファンエンゲージメント活動を通じて地域社会との絆を深め、長期的なブランドロイヤリティを築く基盤を強化しています。さらに、axilarisがNINERSの社会的活動や若手選手の育成を支援することで、経済的利益にとどまらず、地域社会や環境に対する責任を果たす姿勢を示し、ステークホルダーからの信頼と支持を獲得することが期待されます。これにより、企業の長期的な持続可能性を支える重要な要素として評価されるでしょう。
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