ポルトガルの名門サッカークラブ、スポル・リスボア・エ・ベンフィカ（SLベンフィカ）と世界最大の国際航空会社であるエミレーツ航空は、このたびパートナーシップの延長を発表し、2029年までの5シーズンにわたる新たな契約を締結しました。この延長により、両者の関係はさらに強化され、クラブと航空会社が共有する卓越性への情熱が今後も続くこととなります。
エミレーツは2014年にベンフィカの公式航空パートナーとして初めて提携し、その翌年にはクラブのユニフォームのフロントにアイコニックなブランディングを掲載することで、パートナーシップをさらに強化しました。今回の契約は、ベンフィカの歴史においてフロント・オブ・シャツ・スポンサーシップの面で最も長期かつ重要な契約となり、「Fly Better」というブランドがユニフォームに引き続き掲げられます。これは、両者が新たな高みに到達するための共通のコミットメントを象徴するものです。
SLベンフィカの会長であるルイ・コスタ氏は、「エミレーツとのパートナーシップを延長できることを非常に嬉しく思います。エミレーツは卓越性と野心を象徴するブランドであり、これまでの協力が成功を収めてきたこと、そして未来に向けた共通のビジョンを共有していることを証明しています。共にさらに高みを目指し、大きな成功を収めていくことを確信しています」とコメントしています。
また、エミレーツのコーポレートコミュニケーション、マーケティング、ブランド担当エグゼクティブバイスプレジデントであるブトロス・ブトロス氏は、「ベンフィカとのパートナーシップ延長は、ポルトガルや世界中の情熱的なサポーターに新たなファン体験を提供する機会と捉えています。エミレーツはポルトガル市場に対して長期的なコミットメントを持っており、このパートナーシップはその証です」と述べています。
2015/16シーズンからベンフィカの公式航空スポンサーとして協力関係を築いてきたエミレーツは、今回の延長契約により、「Fly Better」のロゴがベンフィカの名高いユニフォームと同義語となることを確実にしました。両組織は今後も密接に協力し、ファンに対して卓越した体験を提供することを目指しています。
この契約延長により、SLベンフィカとエミレーツは、スポーツマーケティングとCSRおよびESGの両面で、クラブとブランドの協力関係をさらに深化させることが期待されます。エミレーツの「Fly Better」ブランドがベンフィカのユニフォームを通じて世界中のファンに広まることで、クラブのグローバルなブランド認知度が一層高まり、国際的な市場における競争力が強化されるでしょう。また、エミレーツは、単にスポンサーシップにとどまらず、サポーターエンゲージメントの向上や試合日体験の進化を通じて、ファンとのつながりを深め、ベンフィカのブランド価値を向上させるための重要なパートナーとしての役割を果たします。
さらに、このパートナーシップは、商業的な成功に加えて、社会的責任と持続可能な発展を重視するエミレーツのCSRおよびESG戦略とも連携しています。エミレーツのグローバルなリーチと環境に配慮した成長へのコミットメントは、ベンフィカが地域社会との結びつきを強化し、持続可能なスポーツ文化の推進に貢献するための重要な要素です。両者は、地域社会への還元や環境保護活動を通じて、共に社会的使命を果たし、未来の世代に向けたポジティブな影響を与えることを目指しています。こうした包括的な取り組みを通じて、SLベンフィカとエミレーツは、単なるスポーツの枠を超えたグローバルなパートナーシップの模範となるでしょう。
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