イングランド、プレミアリーグに所属する「ウルバーハンプトン・ワンダラーズ（ウルブス）」は、ポーランドに本社を置くゲーミングプラットフォームの「DEBET社」との複数年にわたるスポンサー契約を締結しました。この契約により、DEBET社はクラブの新しいメインおよびユニフォームのフロントスポンサーとなり、2024/25シーズンおよび2025/26シーズンにわたってウルブスのプレイングおよびトレーニングキットのフロントにロゴが表示されます。
このパートナーシップはクラブの歴史上最大のものであり、一部報道によると、契約の価値は年間590万ポンド（約11億円）とされています。
DEBET社は2019年にポーランドで設立され、その後、東南アジアで最も急成長しているゲーミングプラットフォームの1つとして事業を拡大しました。スポークスマンのアラン・アルジャー氏は、「ウルブスとのパートナーシップは、DEBET社にとって歴史的なものであり、クラブがこれまでに締結した最大のメインパートナー契約である」と述べています。
DEBET社の狙いとインターナショナルマーケティング
DEBET社がウルブスとのスポンサー契約を通じて狙っているのは、特に東南アジアマーケット向けの知名度拡大です。プレミアリーグがこの地域で非常に人気が高いことを考えると、この地域でのブランド認知度を向上させるための戦略的な動きであることが明らかです。
このマーケティング手法は、インターナショナルマーケティングと言い、自国市場以外の市場に向けて製品やサービスを宣伝・販売する戦略を指します。
ウルブスのマーケティングおよび商業成長のゼネラルマネージャーであるラッセル・ジョーンズ氏も、このパートナーシップに対する期待を表明し、今後2シーズンにわたり、両ブランドの国際的なプレゼンスを拡大するためにDEBETと協力することを楽しみにしています。
この契約は2シーズンにわたり実行され、プレミアリーグのクラブが2025/26シーズン終了時に試合日のユニフォームからギャンブルスポンサーシップを自主的に撤回する予定です。これは法的に義務付けられているわけではなく、リーグ全体での自主的な取り組みです。ギャンブル広告の影響を軽減し、特に若年層への影響を懸念して行われるものであり、政府や規制当局からの圧力も背景にあります。クラブは他の方法でのギャンブルスポンサーシップの継続が可能です。
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