北アイルランドフットボールリーグ（NIFL）プレミアシップに所属する「コルレインFC」と北アイルランドに本社を置くブロードバンドサービス提供企業「Fibrusブロードバンド」は、新しい2年間のスポンサー契約に合意しました。この契約により、2024/25シーズンと2025/26シーズンにおいて、FibrusブランドがコルレインFCの男子および女子チームのシャツのフロントに掲げられることになります。また、全てのレプリカシャツにもFibrusのロゴが表示される予定です。
この動きは、近年ヨーロッパ全体で増加している、ブロードバンドサービス提供企業とサッカーチームのスポンサーシップのトレンドを反映しています。例えば、プレミアリーグでは、Chelsea FCがテクノロジーとメディア企業のInfinite Athlete、Manchester UnitedがTeamViewerといったスポンサーを持ち、ブロードバンド企業がスポーツスポンサーシップに参入するケースが増えています。
コルレインFCのCEO、サイモン・マギー氏は、「Fibrusとの素晴らしい関係を続けられることを非常に嬉しく思います。彼らは過去18ヶ月間にわたって素晴らしいパートナーであり、シャツのフロントに彼らのブランドを迎えることを誇りに思います。この投資は、クラブ、コミュニティ、そしてNIFL競技において、非常に大きな意義を持っています」と述べました。
Fibrusブロードバンドは、2018年に設立され、北アイルランドに本社を構える企業です。特にサービスが行き届いていない地域にブロードバンドを提供することに注力しており、現在50,000以上の顧客を抱えています。同社は、Deloitte Technology Fast 50リストでアイルランドの最も成長している企業の13位にランクインするなど、急速に成長しています。また、Infracapitalからの大規模な投資を受け、プロジェクトStratumやProject Gigabitなどを通じてインフラの整備を進めています。
Fibrusの最高執行責任者であるシェーン・ハスラム氏は、「コルレインFCとの既存の関係を誇りに思っており、次の2シーズンのシャツのフロントスポットを確保することでこのパートナーシップを強化できることに興奮しています。今年はクラブがフルタイムのプレーモデルに移行するというエキサイティングな年であり、その旅路の一部となることを光栄に思います」と述べました。
ファンは数週間以内にFibrusブランドのレプリカシャツを購入することができ、8月に始まるスポーツダイレクトプレミアシップでチームが新しいキットを着用するのを見ることができるでしょう。
この新たなスポンサーシップは、Fibrusが地域社会と密接に連携し、クラブの成長をサポートする姿勢を示すものです。コルレインFCにとっても、地域に根ざした企業とのパートナーシップを通じて、クラブのブランド価値を高め、さらなる発展を目指す重要な一歩となるでしょう。スポーツマーケティングの視点から見ると、Fibrusのような地域社会に強い影響力を持つ企業とのコラボレーションは、クラブの認知度向上やファンの支持を得るための戦略的な選択と言えます。
比較的新しい企業であっても、高いROIを目指してスポーツマーケティングに積極的に取り組むことは、ヨーロッパにおけるサッカーの人気とその影響力を証明するものです。Fibrusのような企業がコルレインFCとスポンサー契約を結ぶことは、スポーツマーケティングが効果的な戦略であることを示しています。サッカーは広範な視聴者層を持ち、その影響力は地域社会だけでなく、国際的なブランド認知度向上にも寄与します。Fibrusのような企業にとって、サッカーを通じたマーケティングは成長戦略の重要な要素となっています。
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