スペインのプロサッカーリーグ、ラ・リーガ（LaLiga）に所属する「アトレティコ・マドリード」は、2024-2025シーズンから新たに、ポーランドに本社を置く物流企業の「InPost」を公式物流スポンサーとして迎えることを発表しました。このパートナーシップにより、同クラブのファンは、InPostのPunto PackとLockersネットワークを通じて、公式商品を受け取ることができるようになります。また、クラブのスタジアムであるシビタス・メトロポリターノや、アルカラ・デ・エナレスとマハダオンダにあるクラブのスポーツ施設にも、InPostのロッカーが設置される予定です。
InPostは、非宅配分野に特化した企業であり、ヨーロッパ全域でeコマース向けの物流プラットフォームをリードしています。InPostはまた、イギリスのニューカッスル・ユナイテッドや、ツール・ド・フランス、さらにポーランドのサッカー代表チームの戦略的スポンサーでもあり、スポーツマーケティングを積極的に活用する企業としても知られています。また、InPost Sport Teamプロジェクトを通じて、ナタリア・カチマレクやヴォイチェフ・ノヴィツキなど、ポーランドのオリンピック選手を支援しています。
今回のパートナーシップにより、アトレティコ・マドリードのeコマースセクターにおいて、公式の非宅配サービス提供者となります。これにより、ファンは新シーズンのジャージなどの購入品をInPostのネットワークを利用して受け取ることができ、返品もInPostを通じて簡単に行うことができます。さらに、InPostを通じてお気に入りの選手に会ったり、特別なイベントに参加するためのプロモーションにもアクセスできるようになります。
InPost Groupのスペイン、ポルトガル、イタリア担当マネージングディレクターであるニコラ・ディエリア氏は、「アトレティコ・マドリードの公式物流スポンサーに就任することは名誉です。我々は、忍耐、努力、そして限界を超える情熱といった価値観を、このチームと共有しています。ファンや顧客に夢を見させ、全ての困難を乗り越え、最後まで信じて野心的な結果を達成する能力においても共通点があります」と述べています。
また、InPost GroupのCEO兼創業者であるラファウ・ブロスカ氏も、「アトレティコ・マドリードの公式物流スポンサーとなることを誇りに思います。勤勉な姿勢、高い組織力、そしてコミットメントと決意に満ちたアプローチは、アトレティコ・マドリードとInPost Groupに共通するものです」と語りました。
クラブ側からは、収益およびオペレーション担当ゼネラルディレクターのオスカー・マヨ氏が、「InPostをアトレティコ・マドリードファミリーに迎え入れることができ、彼らの革新的な非宅配サービスをファンに紹介できることを嬉しく思います。我々が持つ逆境に立ち向かう能力と、夢を実現するために戦い続ける精神は、InPostとともに新たなシーズンを迎えるにあたり、理想的なパートナーだと考えています」と述べています。
さらに、両社は持続可能な開発にコミットしており、InPostとアトレティコ・マドリードは「持続可能な開発評議会」を設立します。この評議会は、ESG（環境・社会・ガバナンス）戦略の一環として、持続可能な開発に向けた最良の実践方法を模索し、共有することを目指しています。
このスポンサーシップは、アトレティコ・マドリードにとって、ファンエンゲージメントをさらに強化するだけでなく、クラブのブランド価値を高める重要な戦略となります。InPostの革新的な物流ソリューションを活用することで、ファンとの接点を増やし、よりパーソナライズされた体験を提供することが可能となります。さらに、InPostにとっては、スポーツ界でのプレゼンスを強化し、新たな市場でのブランド認知を拡大する絶好の機会です。このパートナーシップを通じて、両者がどのように互いの価値を高め、共に成長していくのかが期待されます。
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